イロトリドリな日々。

自分らしく咲く。学びのシェアと日々の記録。

自分の人生を生きる。わたしと父のこと。


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庭のハナミズキが満開です。
 
数年前、父が、還暦の記念にと植えた記念樹。
見事に花を付け、美しく咲いています。
 
 
 
わたしの父は、すごく厳しい人でした。
自分に厳しいから、他人にも厳しい。
 
世の中は厳しい。
世の中は甘くない。
人生とは辛いものだ。
苦労しないとだめだ。
我慢しないとだめだ。
我が儘を言ってはだめだ。
〇〇してはだめだ。
 
だめだ、だめだ、だめだ・・・
 
そんな父の背中を見て育ってきましたから、
わたしも父にそっくりな性格になっていました。
 
父は、怒るととても怖い人でした。
子どものわたしには、只々恐怖の存在で、
ですから、とにかくいつも、
父に叱られないように、父を怒らせないように、
顔色を伺っていました。
 
 
父は、とにかく人より優れていることを好みました。
子どもを褒めるときは、いつも条件付きでした。
 
良い子にしていて偉い。(悪い子はだめ)
我慢して偉い。(我慢しないとだめ)
テストで良い点取って偉い。(低い点はだめ)
一番になって偉い。(人より上でないとだめ)
リーダーになって偉い。(人の上に立たないとだめ)
〇〇できて偉い。(できないとだめ、優秀でないとだめ)
 
 
わたしは、すごく「良い子」に育ちました。
みんなの模範になるような、優秀な生徒でした。
父はそれをとても喜びました。
わたしは父の自慢の娘でした。
わたしもそれを誇りに思っていました。
反抗期なんて、ありませんでした。
 
 
 
 
もうおわかりですよね。
そうです。これがとても危険なのです。
 
父を気にして、他人を気にして、学校や世間を気にして。
「他人からどう見られるか」
ということばかり意識していたため、
いつしか本来の「自分らしさ」を見失い、
自己不在になっていました。
 
本当のわたしは、
もっと自由に、子どもっぽく在りたかったし、
我が儘を言ってみたかったし、
我慢しないで、楽しいこと、好きなことをやりたかったし、
親や学校、世間に反抗したかったのでしょうね。
もっと「自分」を自由に表現したかったのでしょうね。
 
でも、それはやってはいけないことだと
思い込んでいました。
自分の感情に蓋をして、
それに気付かないフリをしていました。
 
そんなフラストレーションが溜まりに溜まって、
大人になってから、心の病気になってしまいました。
「生き辛さ」が症状として出てきてしまったのです。
ちゃんと子ども時代に反抗期を経験すべきですね(笑)
 
 
父にしてみれば、
自慢の娘が心の病気になり、「普通」でないのは、
非常にショックだったことでしょう。
認めたくない、受け入れ難いことだったと思います。
社会的に成功していること、優秀であることを、
何より重要視していた父でしたから。
 
 
幸い、素晴らしいカウンセラーの先生との出逢いがあり、
わたしは元気を取り戻すことができました。
薬は一切使っていません。
補助的に、代替療法ホメオパシー)を用いましたが、
基本的には心理カウンセリングにより、
自分の心に気付き、受け入れ、行動し、変容を起こして、
自らの力で回復していきました。
つまり、生き方を、根本から変えていったのです。
もちろん、家族のサポートもありました。
 
「他人からどう見られるか」ではなく、
「自分はどう在りたいか」という意識にシフトしました。
誰のものでもない、自分の人生を生きる!と決意しました。
 
父にしてみれば、
これまでの自分の生き方や考え方を
否定されたように思ったかも知れません。
わたしの病気を通して、父自身も、
自分を見つめることになったと思います。
 
父の愛情は、ずっと条件付きの愛情だと思っていましたが、
それは違っていました。
わたしが「普通」でなくなってしまっても、
社会から外れてしまっても、
決して見放したりはしませんでした。
全てを受け入れてくれました。
親としてどう対応すべきか、学んで実践してくれました。
そして、わたしを大事に守ってくれました。
もしかしたら、そんな父の大きな愛情に気付かせるために、
病気になったのかも知れません。
 
 
現在、60代も半ばになり、
体力の衰えを感じている様子の父。
男性の健康寿命が71歳だから、
俺はあと10年もない(笑)などと言って、
山菜採りや畑を愉しみ、
蕎麦打ちや燻製作りなんかも始めました。
昔の父からは想像できないくらい、
人生を愉しんでいます。
 
怒るとやっぱり怖いけど、
かつての厳しさは随分と和いでいます。
わたしも、
もういちいち父の顔色を伺うようなことはしません。
言いたいことは、言います(笑)
 
 
 
自分の人生を生きる。
心の病気になったことで、
わたしも、父も、生き方を見直すチャンスになりました。
 
わたしはずっと父の影響で、
人生は辛く厳しいものだと思っていましたが、
それは間違っていたとわかりました。
 
人生は素晴らしい。愛と喜びに溢れています。
心から湧き起こるワクワクを感じて、
愉しんで生きて参りましょう!
 
 
ハナミズキの隣で、ツツジがきれいに咲いていました。
父のことを書きましたので、そのうち母のことも。
内観でも、母のことをじっくり調べましたからね。
これは長くなりそうです・・・(^^;)
 

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